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曽啟雄:現国立雲林科技大学視覚伝達設計科名誉教授。長きにわたり、中国の伝統的色彩のデータベース構築に尽力。地方の色彩に関する基本調査と応用研究・中国古書編纂設計特色研究など。専門は、中国の伝統的色彩・色名研究、中国の伝統染色技法復原、中国伝統色彩材料調査研究、台湾原住民染色技法調査など。

邱承宏の創作はまるで考古学的探検をしているかのようです。生存している時空の中のある特定の対象を掘り起こします。これらの対象の来し方は、ある種遠い彼方の恒久のイメージ、あるいはすぐ側で次第に消失していく事柄なのです。こうしたうっかり隠れてしまった近くの人/ものと伝説の収集を通して、もう一度これら「匿名者」と場所の曖昧なつながりを記します。これらつながりは建築物と身体、都市と細胞、記念碑と親密性と同じように、つながっているのです。彼は、それら社会構造の中から合理化され設計された論理的ルールを引き剥がし、それぞれの材料に知覚と意義の範囲を与えることを試み、さらにもうひとつの新しい名前を与えます。それはまるで記念碑の再制作の過程のようですが、過去に対するある種の懐かしさの引証とは違い、それは一種の素朴な研究であり、個人的経験とロジックの探査なのです。